3分の1ルール
賞味期限、消費期限、販売期限
というのがありますよね。
卸・小売、食品業界には製造日から
賞味期限までの期間のうち、残り
3分の1の時点を過ぎると店頭から
撤去するのが「3分の1ルール」で
今までの業界の慣行があり、大量
廃棄につながっているという。
農水省によると、本来食べられる食品
が年間5百万〜9百万トン廃棄されて
いると推計されているそうです。
賞味期限と消費期限については
次の様に示されています。
「賞味期限」;スナック菓子や
カップめん、冷凍食品など保存が
きく食品について「一定の品質が
保持され、おいしく食べられる期限」
「消費期限」;弁当など傷みの早い
食品に付けられ、安全に食べられる
期限。
もちろん、まだ食べられるのに売れ
残ったり、業者が捨てたりしている
食料品があるわけで、大手卸売業社では
返品整理は月の売り上げの2%に及ぶとか。
「賞味期限」や「販売期限」といった決まり
や商習慣がロスに拍車をかけていて国内の
食料自給率が39%と低く、多くを輸入に
頼っている日本で、これだけロスが発生して
いるのは大問題ではないでしょうかと言われ
ているそうです。
そこで、『フードバンク』という組織があって
そのロス分を福祉施設などへ無料配布を実施
しているそうです。
フードバンクは米国ではすでに40年の歴史が
あるらしく、日本では2000年以降フード
バンクが設立されはじめたところで、その
活動内容等についての把握は十分ではない
ようです。
私は無駄・無理・むらを嫌う三無主義なので
ものすごく関心を抱いてます。
産地ロスは、よく地元のスーパーとかでも
安くで売ってあるとか目にしますが、流通
ロスはあからさまに目に触れない分ほとんど
まるまるロスでしょうし、問題ですよね。
消費者ロスは、消費者自身のストック管理で
見直されるべきでしょう。
フードバンクにだけ頼らず、流通業界の慣習を
変えるべきではと思います。
↓白いコスモス♪