あの事件から10年を迎えて

長崎の小学校で起きた事件から昨日で10年が経ちました。

ものすごくショックでしたし、信じられないというか信じ

たくない事件でした。

毎年、関連記事には目を通し、その後の展開というか流れに

真摯に目を向けてきましたが、加害女児に関する報告に霞が

かかりすぎているのが気になります。

被害女児に関しては、名前も公開され、家族のプライバシーも

なにもなく、そっとしてあげたくても出来ないで来ていますし

事件当時、中学生だったお兄さんの最近の手記には、涙が出て

たまりませんでした。

こんなにまで、被害女児の家族が苦しんできているのに、もう

成人してしまっている加害者の謝罪の言葉さえもないで来ている

なんて普通では考えられない事だと思います。

加害者に「普通に暮らしてほしい。」と訴えてらっしゃるお兄さん

の気持ちには、くぎりをつけて、前に進みたいという思いがあふれ

ていますし、加害者は、その思いに答えなくてはならないと

思います。

もう、取り返しはつきませんが、自分が犯した罪に向き合い認識

自覚して人間としての心を見せて欲しいと思いますね。それが、

被害女児へのせめてもの償いになると思います。


                           合掌