原爆検診に思う。
もうすぐ、原爆記念日です。
私は戦後生まれですが、絶対風化させてはいけないと
心に強く思っています。
両家の母が、被爆者であり、二人とも幸いに健康ですが
原爆手帳を持っており、毎年、原爆検診を受けています。
同居の義母は、毎年、要精密検査の通知をもらうので
無事、検査を終えるまでが大変です。認知症なので
何から何まで見守っていなくてはならず疲れます。
こんなに暑いとお茶・水飲みたくなるから夜10時以降
飲めないとなると早く寝せないといけませんし、夜中
水のみに起きてもらっても困るし・・・・。
病院の送り迎えもしなきゃで、総がかりです。
今回は去年と同じで胃カメラ飲むのですが、去年の結果は
全く異常なしでとってもきれいだったから今年またする
必要があるのかしらって私が言ったら、主人が、今年は
また分からないからだろうって・・・・・。
こんなに息子に思われて幸せですよね。
実家の母は、兄を原爆で亡くしました。長崎大学の医学生だった私から
すれば伯父に当たる彼は、原爆記念日が19歳の誕生日という何と言う
皮肉な運命に言葉がなくなりました。遺骨もみつからず、祖父母とも狂ったよう
に捜しさまよったことを母から聞いて涙しました。
母は、毎年、兄の供養に原爆記念日には式典に出かけます。
戦争・核の無い世界を目指さなくちゃ皆がうかばれません。
現在、福島の件も原発の件も渦中の中です。
人類の岐路に立たされていると言っても過言ではないでしょう。