責任転嫁

昨日は、今年初の少年大会、公式試合がありました。

お天気にも恵まれ、我が道場の選手達も欠員を出さず

参加出来る事が出来ました。

時節柄、風邪、インフルエンザ等で止む無く欠員もよく

ある事で、補欠とかがいる場合は、当日の選手変更も

可能な場合もあります。

今は、子供減少にともない、剣道少年も減ってきています。

ほぼ、総出の感じで試合にも参加出来ていて、一昔前みたいに

選手選考に頭悩まされる事はないのですが、過保護の親とか

自己中心的な親とかが増えていて頭が痛いです。

ある選手ですが能力もある子供なので、普段からダーリンが

目をかけて指導をしていました。能力はあるのですが、精神的に

怠惰な所があって、先生が見ていないと気を抜いて稽古する

ので、そこをうるさくいつも注意していました。

生意気になる年頃でもあるため、根気強く指導しているのですが

なかなか素直になれない子なので、厳しく叱責する事も最近あり

ました。すると、怒られて傷ついて稽古を休みたいと言いだした

と親からの苦情があったのです。

ダーリンは、「本人が、やる気になるまで休ませていいよ。」と

親に説明したのですが、試合が近い為、親が必死になって稽古に

連れてくるのです。代替えの選手がいるから試合も出なくていい

のに、親が自尊心が傷つくのでしょうか、必死なのです。

子供がやる気なくしているのを道場の先生のせいにしていますが

親の鏡だと思います。親がかなりのプレッシャーを子供に与えて

いるのです。

先生からすると、子供自身に何故、先生から厳しく注意されるの

かを悟って、反省し乗り越えて貰いたいわけですから、目先の

試合に出ないで、自分を見つめて欲しいわけです。

何も、技術面だけでの指導のみをしているのでなく、一番大事な

精神面の成長を重視しているのですから!!

目先の事ばかりに気をとられるバカ親にうんざりしています。

だてに40年近く少年指導をしているわけではありません。

ダーリンの子供達を見透かす能力は、凄いです。過去ずっと

家では、私に、「○○(道場の子供達)は、将来どんなになる・・・・・」と

予言をしていますが、図星なのですから。

それと、卒館して行った子供達が、何年かして必ず訪れて頭を

下げてお礼を言いに来てくれています。

父兄諸君よ!!!

先生を侮ってはいけないよ!!!


”枝垂れ梅 素直になびく 春の風”  きらり