〜台風〜

週末に台風が九州を直撃しそうだとか!

毎回の事で「またか!」と驚きはしないが

どうにか逸れてくれ〜!と願うのみです。

自分達の所は逸れても他県に被害があったり

で逸れたとしてもおおっぴらには喜べないし

なんたって、自然の前では人間は紙切れみたい

に軟弱で、ただ通り過ぎるのを待つしかないです。

23年前の台風が脳裏に焼き付いています。

まだ、長男が中学生、四男が幼稚園生でした。

とにかく食べ盛りの息子達に

「お母さん、ごはんは!」と言われるのが一番

心配であったし、夕方通り過ぎる予定でしたので

停電とかなる前に、まず、子供達にご飯を食べさせて

寝せようと、せっせとシチューを作り、お父さんの

帰宅前に子供達に食べさせ始めました。

その頃は、ちょうど台風の目が真上に来てた様で

静かでした。まさに”今でしょ!”って感じで

子供達にご飯とシチューをよそおいました。

が、食べてる最中に『メリメリッ!!』と凄い音が

皆で顔見合わせましたが、ちょうどお隣の裏に古家が

あったので、「きっと、あの家だよ。」なんて言い

ながら、「急いで食べて寝るよ!」と言いました。

とその時、お隣から電話が

「○○さん、屋根半分ないよ!知ってる?」

と同時に上から雨水が・・・・・

一目散に二階へ駆け上がり、屋根が残ってる方に荷物を

移動させ、階下のテレビとかにビニールカバーとか被せ

大騒動でした。

急いでお父さんへ電話しますが、なかなかつながらず、

やっとつながったからと現状を話すのですが、

想像できないらしくて

「えっ、屋根がない?うそ〜!」と言うばかりです。

「早く帰って来て〜!」と言っても、まだ危ないし、店に

通りすがりの人を避難させているから帰れないというし

大人しく待つのみでした。

やがて台風も通り過ぎ、お父さんも帰宅。

あぜーん!!でした。とにかく夜が明けない事には

詳細もわからず、屋根のある方で寝ました。

翌朝は晴天で、片付けに大わらわでしたが、

屋根が飛んだ時に、ご飯を食べていたという事が

後々の笑い話になり、『なんて暢気な人』という

レッテルを貼られ、台風の度に話題に上り赤面して

いる私です。

いまだに、息子達から、

「あの日、クリームシチューだったよね♪」と言われ

強烈な思い出とクリームシチューがセットになって

います。一生、言われるのでしょうか?^^;