”食べる事”=”生きる事”

群馬県の○○村は、65歳以上の人口が

6割とか・・・・・

週3回、ボランティア(70代)の方が、80代の方に

弁当を作って配って回っているそうです。

老老介護というか助け合いの精神ですよね。

ニュース見ていて言葉がなくなりました。

何故か、23年前亡くなった主人の祖母を思い出し

涙が出てきました。


祖母は、具合が悪いと病院にかかった時は、もう

膵臓癌も末期状態でした。

食欲がないと言ってたので、ずっと心配はして

いましたが、娘である伯母さんが同居されてて

面倒みてらしたので、あまり出しゃばっても失礼

だから様子をみてたのですが、ある日、おでんを

たくさん作ったので、お野菜とかだったら食べれる

かもと思い、小さな土鍋に一人分持って行きました。

私「おばあちゃん、どう?食欲ないって聞いたけど

  食べんば病気良くならんよ〜おでん食べん?」

祖母「あらぁ、お腹減ってたまらんやった。

朝ごはんもまださね。いただきます。」

と言って美味しそうに次から次に食べてくれました。

祖母「○○(伯母)が、美容院に行く前に、ごはんは

  どうする?って聞いたけど、そん時は、食べたく

  なかったけん、いらんて言うたけん。

  美味しか〜♪」

とお餅も、スジ肉もペロッとたいらげ満足して

くれました。私もとっても嬉しくて元気になって

くれると思ってました。

帰り際には

『本当にありがとう♪美味しかった〜♪

貴女の事は死んでも忘れん。』と言われ、

そんなにまで喜んでもらえて胸が熱く

なりましたね。

私「長生きしてよね。またね♪」と帰って

行きました。

祖母は、商売で忙しい姑の代わりに主人を育てた

人でもあります。初孫の主人をとても可愛がって

くれた人です。

私が、姑の事で悩んでいる時もいろいろと助言を

くれて自分の子供達にも話した事のない自分と姑

との話なんかも私にはしてくれて、自分もいろいろ

あったよと慰めてくれ元気づけてくれました。

大好きで尊敬できる祖母でした。

しかし、そのおでんが食事らしい食事として食べた

最期の食事になりました。

1ヶ月後に皆の願いも虚しく帰らぬ人になりました。

88歳でしたから長生きの方に入りますが、もっと食

べさせてあげたかったですね。

いつも明るくて大らかで優しくて・・・・・

心の中にいつまでも生き続けてくれてます。

梅雨明け直前に裏庭に遊びに来たサワガニ♪