『かあちゃんの家』より
ホスピスホーム『かあちゃんの家』の特集で
”終の棲家”として開設されたこの施設で
人間らしく一生を送れる素晴らしさに
感動しました。
病院では胃瘻をしていたお年寄りがこの
施設に移って口からの食事が出来るようになり
人間らしさを取り戻せて医者達を驚かせたとか!!
経口摂取の大切さ、まだ残っている機能を使う
事により身体機能は回復の余地があるわけで
世話がかかる、時間がかかるという周りの
都合で廃人同様にさせられるケースがいかに
多いかがわかりますね。
もちろん、医師や専属の介護の方々の努力と
支援なしでは成立しませんし、胃瘻しか方法の
ない場合もあるでしょう。
理想としては”我が家”=”終の棲家”ですが
ごく稀に恵まれた方々のみと言っても過言
ではないと思いますね。
私事ですが、実父は、膵臓癌で病院で亡くなり
ましたが、当時、私達娘三姉妹は子育て真っ最
中で母と交代して父の付き添いをしてましたが
なかなか思うように介護が出来ませんでした。
父は、陸軍士官学校を出たくらいの筋金入りの
日本男子でしたし、最期が近い事に気づいた頃
繋がれた管を自分で全部取り払い「これでいい。」
と言って医療を拒絶して自然と逝きました。
今思えば、どうせ先のない命だったのなら
まだ自由が出来る時に好きな事、したい事を
させてあげたかったなと、とても心苦しく、
思い出します。今だったら出来たかもしれない
と思うと残念でたまりません。
人間だれしも平等に遅かれ早かれ向き合わな
ければならない道であり自分で覚悟して置く
べきだなあと強く思いました。
人生の引き際を悔いなく飾りたいですね。
ム―ミンの家♪