紙パンツ騒動・・・・・

ばっちゃまは、入院中は

紙パンツになっていました。

病気が病気だし介護する方の

負担も考慮されての事だった

のでしょう。

退院に迎えに行った時早々と

着替えて待っていました。

義理妹が早めに来て荷物も

まとめてくれていました。

お世話になった看護師の方達にも

愛想よくお別れして

一人の方が

「私の事忘れんでね♪」と言ったら

「わからん。明日になったら忘れと

るかも♪」なんて冗談半分みたいに

受け答えはするのです・・・(笑)

自営業で商売やってたからそういう

所は残っているので、全くの他人は

「えっ!うそー!」と認知症と認めて

くれません。

さすがに退院した日はお疲れだった

みたいで、私が

「布団干したし、今日はゆっくり

ゴロゴロしてよかごと敷いとくよ。」

と言ったら、

「何もかもありがとう♪」と言って

着替えてましたが、着替えるところは

見てなかったし、病院出る時、紙パンツ

だったのは記憶してました。

今日は、そっと寝かしておこうと思い

主人が、仕事戻らなくていいから見てて

欲しいというものだから、早目に夕食の

準備したりしてました。

当日もお風呂もちゃんと入り着替えたと

思ってたのですが、昨日のゴミだしの時

紙パンツが見当たりません。

まさかずっとあの紙パンツはいてるの

だろうかと気になりだし始めました。

洗濯も自分のはお風呂入った時にする

習慣なので洗濯物を見れば解るので

干してるのを見たらパンツがない!!

今朝、思い切って

「おばあちゃん、パンツ何はいてる?」

ばっちゃま、ちゃんと見せてくれました。

ちゃんとじぶんのパンツはいてました。

不思議がるので、病院では調子が悪かった

から紙パンツだったのでそのまま帰って

きてはいてたから、その紙パンツどこ?

って聞くけど、聞くだけ無駄なのですが

「知らん。」でした。

デイサービスから電話があり出ていったので

部屋を捜したら、ちゃんと紙に包んでゴミ

箱のそばに置いてありました。

やっと、ホッとしました。

これで、いつもの日常になります。

いくら認知症でも自尊心はあります。

結構、気を使うのです。

一句浮かびました。

”紙パンツ恥らう心にホッとする

死ぬまで女忘れないでね”

裏庭の金木犀が満開、いい香り〜♪