職人気質

テレビのドキュメンタリー番組での事です。
精密板金加工技術を代々引き継いで三代目さんが
バブル崩壊の影響で倒産し、数億の借金しか残らず
自殺まで考えた揚句、最後に本当に自分が作りたい物を
作って死のうと作ったのが「エアロコンセプト」という
金属と皮を組み合わせたバッグや小物入れetc.
自社完全のオリジナルにこだわり、アルミの板金加工職人としての
誇りより、世界的大メーカーとの提携も断り完全ハンドメイドの
逸品として支持されているという職人の神髄に感動しました。
絶対、妥協を許さない不器用なまでのこだわり・・・・・
鳥肌が立ちました!!
自分が生み出した作品いや芸術品の本当の価値を理解できる人のみに
提供する。
商業主義で無く、作品を愛せるものしか使って欲しくないという事だと
私は納得しました。
彼と比べ物にはなりませんが、家の商売も試行錯誤しながら
製品の質の向上、強化に努め、絶対家にしか頼まないという
お得意さんがいらっしゃいます。
「職人気質」って垢抜けしない言葉ですけれど、後世に残して置きたい
素晴らしいだと思います。